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てふゲー

ちょうちょってなんであんなに気持ち悪いんだろうって話

言い訳:メモであったもの。特に推敲もしていないしネタを練ったのは30分程度の代物




何故このゲームを始めようと思ったのか。
友達に誘われたとか、広告が魅力的だったとか、そういう理由じゃないと思ったけど。
結局思い出せないからその程度の動機だったんだろう。

僕はこの仮想空間にログインした。

このゲームは敵をひたすら倒して倒して倒しまくる。
そんな感じのゲームだった。
ただ、敵をただ倒すんじゃなくて特定の倒し方をすると敵からレアなアイテムとして光輝く蝶が出てくる。
その蝶を特定の人物―この世界の管理人であり監視者である人物―に渡すことで
これまたレアな装備品やアイテムが手に入る。そんな感じのシステムだった。

僕はなんだかんだいってこのゲームを結構やりこんでいる方だった。

無数に存在する敵のひとりひとりに割り当てられた特定の倒し方を当てて蝶を出現させるのは至難の技で、
それこそ運ゲーと呼ばれるに近いものだった。
でも僕はコツをつかんできたのか、その倒し方がなんとなく直感でわかるようになってきたのだ。

この前倒した女の敵は大きい岩を思い切り投げつけてふっ飛ばしたら蝶を出した。

この前倒した男の敵は吊り下げる罠にかけたらしぼんで蝶を出した。

この間の女の敵は持ってた薬アイテムを沢山投げつけたら蝶を出した。

この間の男の敵は持ち上げて湖に投げ入れたら蝶だけ浮かび上がってきた。

いい加減不思議な気持ちになってきたのでこの事を管理人に報告してみた。
この世界をつくった管理人はどう思うだろう。
チートを使ってるとでも思うだろうか。そしてアカウントを凍結でもさせるんだろうか。
それとも、そこまでやりこんでくれてありがとう!と喜んでくれるのだろうか。

そのどちらでもなかった。

管理人のアバターは目つきが鋭くつり目で、黒髪で真っ黒なスーツを着こんでいる。
他のキャラとの差別化という意味でなのか、
比較的ビビットな色彩で描かれているこの世界ではただ一人浮いている存在だ。
そんな彼の周りを色とりどりの光輝く蝶たちが優雅に舞い踊っている。とても幻想的な光景。

管理人は僕の顔を鋭い目で見つめながら話した。

「君は夢を見ているんだよ」

「そして俺以外のすべての存在も」

「何故夢を見ているんだと思う?」

僕は管理人の言っている事がよくわからなかった。

「話題を変えようか」

「この蝶々達、とてもきれいだろう」

「何故蝶を集めるんだと思う?」

やっぱりよくわからない。

「蝶は昔から人の魂だと言われてきたんだ」

「人の魂は眠っている間に蝶になって月夜の許でふわふわ遊ぶんだ」

「遊び疲れた蝶はもとのあるべき場所へもどる」

「そして目が覚める」

「気持ち悪いだろう」

『哲学的すぎます』

「俺はね、この世界に散らばりすぎた蝶を集めてあるべき場所に帰すのが仕事なの」

「でも一人じゃ無理だから君のような物好きにある程度集めてもらってるんだよ」

「夢から覚めようとしない憐れな蝶達を夢だと理解させる、そんな物好きに」

「まぁ君もまた憐れな蝶の一匹なんだけど」

そういうと管理人は背を向けた。

「君は自分がどういう存在か気がついてる?」

そして振り向き、にっこり笑みながら僕にさいごの質問を投げかけた。



「君の死因は何?」
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gdgd更新頑張ろうと思っている微妙な人間。神話大好き。版権ならぽっぷん、任天DO、バトスピ一期、ぼかろ好き。食べ物ならねぎとろを神とあがめる。

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