スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちょこみんと記念日

気がついたとき、僕は温かい掌に包まれていた。

どこか懐かしい、そんな温かさと感触。

そうか、これは"先代の記憶"なんだ、と気がついた。


―僕は転生したんだ。


先代の僕はオレンジ色に包まれた、やんちゃで、でもどこかおしゃれな感じだった。
傷だらけではありながらもとても長く長く使ってくれた。
寿命といわれる年齢の倍はいきた。
そして大切にされてきた。

いつでも「僕」を連れてあるって、
でも時々家においてけぼりにされたりもして、
それでも大きな事故もなく、

無事に仕事をやり遂げたんだ。


でも先代の記憶といってもそれほど多くは継承しているわけではない。必要最低限だ。
いくら転生したとはいえ、僕は僕であり、先代は先代で別の存在だ。


あの人は、先代をとても気に入っていた。

あの人は、僕を気に入ってくれるだろうか。



先代の使っていた充電プラグからまだ未使用状態のふくらみのない僕のバッテリーへ、電気が流れて行った。

そして先代の温かみのあるメロディとは違う音を僕は鳴らし、

目を開けた。


そこには懐かしく、しかし初めて見る姿があった。
僕の主人、先代の主人、そしてもっと昔からの主人…

「あの人」はにこりと微笑むと、


「おかえり」

「よろしくね」


そう文字が並ぶように僕のキーを打った。


-------------------------------------------------------------

今日は携帯の機種変更をしました。

電車の広告で一目ぼれしたデザインとカラーリングの機種だったので満足です。

40何カ月か使ってきたおじいちゃん携帯は今日で引退。

寂しいけれど、新しい一歩というものは少しばかりわくわくするものです。

携帯の機種変更は転生とは少し違うと思うのですが、

以前まで使っていた携帯が電話として機能しなくなり抜け殻のようにとなってしまう所、

完全にデータを移植することは不可能なこと、

機能が携帯ごとによって違い、機能が増えたり減ったりすること…

買ったばかりの携帯電話も、初めのうちはかわいいお子様だったとしても、

時間を重ねていくうちに主人と同じ様にどんどん歳をとり、

気がつけばもうよぼよぼになってしまっていたりする。

そんなよぼよぼの機体を脱ぎ捨て、少しばかりのメモリーを継承し、新しい存在となる。

どことなくエジプト神話のフェニックスの転生と似たものを感じます。

無機物にそういう擬人化的なイメージを持ってしまうことは、

昔の人も八百万の神とか言ってたくらいですから、

やっぱり日本人なんだなぁと実感させられます。なんだこの締め方。
スポンサーサイト

comments

あたらしい携帯、チョコミント色なん??

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

やたくろ

Author:やたくろ
gdgd更新頑張ろうと思っている微妙な人間。神話大好き。版権ならぽっぷん、任天DO、バトスピ一期、ぼかろ好き。食べ物ならねぎとろを神とあがめる。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
ついった
リンク
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。